このEntrance Bookは、株式会社カナリーに興味を持ってくださったプロダクトマネージャーの方に向け、会社やプロダクト開発体制、働き方などについて知っていただくためのものとなっています。
ぜひ最後までご覧ください。
- 1. カナリーについて
- 1.1 私たちが考えていること
- 1.2 事業ロードマップ
- Company Deck
- 2. プロダクトについて
- 2.1 お部屋探しポータルCANARY(カナリー)
- 2.2 CANARY Cloud(カナリークラウド)
- 3. 業界が抱える課題
- 4. プロダクトマネージャーについて
- 4.1 主な役割
- 4.2 体制とプロダクト開発の進め方
- 4.3 施策サイクル
- 調査
- 企画
- 実行
- 効果検証
- 4.4 お任せしたいこと
- 4.5 カナリーでプロダクトマネージャーを務める面白さ
- ビジネスモデル
- フェーズ
- 関わり方、動き方
- 得られる経験・キャリアパス
- 業界や社会に対するインパクト
- 4.6 こんな人に来てほしい
- マインド・スタンス
- ソフトスキル
- ハードスキル(ベター)
- 5. 採用情報
1. カナリーについて
1.1 私たちが考えていること
「日本の不動産市場をDXする。」「情報の不透明性、非対称性を解消する。」
現代ではこういった、不動産という巨大なマーケットが持つ課題を改善せんとする数多くの企業 / サービスが台頭しています。
我々カナリーもその一つです。
しかし急激な変化を強制しても、実際には人や業界は変えられません。
DXという変化を、テクノロジーだけではなく人のつながりでサポートすることで促していく。
現実に変化を社会に実装していくため、人×テクノロジー×デザインの力を合わせてあらゆるステークホルダーに対して新たな価値を提供していくことこそが、我々の目指す未来を実現する唯一の道だと考えています。
1.2 事業ロードマップ
- カナリーは現在、「不動産テック領域のプラットフォーマー」として構造的な優位性を確立していくことを目指しています。
- 現状の賃貸部屋探し(カナリー)領域、賃貸仲介(カナリークラウド)領域に加え、今後は賃貸管理領域や売買領域においても事業やサービスを展開し、それらをデータで繋ぎシナジーを生み出すことで新たな価値を提供することを考えています。
- そのためにもまずは、「カナリー」「カナリークラウド」を大きく成長させていくことがロードマップとして必要不可欠です。
Company Deck
カナリーについてさらに詳しく知りたい方は、ぜひこちらをご覧ください。
2. プロダクトについて
2.1 お部屋探しポータルCANARY(カナリー)
- 賃貸仲介会社様が仲介する物件と、引越しを考えているユーザーをマッチングさせるためのサービスです。
- アプリストアで「賃貸」「部屋探し」などのワードで検索するとヒットするような、不動産ポータルの1つです。
- 2019年6月にアプリ版(iOS/Android)がリリースされ、その後Web版がリリースされました。
- 2023年初めには全国で初のTVCMも放映されました。
- 不動産ポータルは市場やビジネスモデルが一定確立されたプロダクト領域で、競合サービスの数も非常に多く、すでに確固たる地位を確立しているサービスもいくつか存在しています。
- そんな不動産ポータル領域の中でカナリーは、これまでは他社の大手ポータルに追随する形で当たり前のことを1つ1つ着実に、しかし高いレベルで積み上げていくことで成長を遂げてきました。
- ですが、現在はいわゆる「10→100」のフェーズのプロダクトとして、「急成長のレバーとなる大きな課題は何なのか」を模索している段階にあります。これを見つけ、定義し、解決していくことが今後の成長に不可欠となっています。
- 言い換えると、「最高の部屋探し体験を提供するポータル」を作りたいというテーマを達成するため、より具体的で独自性のあるビジョンを一緒に作りあげていけるメンバーを探しています。
2.2 CANARY Cloud(カナリークラウド)
- 仲介会社様の課題を包括的に解決するためのプロダクトです。
- いわゆるバーティカルSaaSで、仲介会社様に特化したCRM(顧客管理)/SFA(営業支援)、業務の自動化、データ分析の機能などを有しています。
- 平たくいうと、「Salesforceをシンプルにし、仲介会社様向けにしたもの」をイメージしていただけるとわかりやすいかもしれません。
- 2022年末に本格リリースし、大手企業様への導入も数多く決定し、1→10を目指すフェーズとなっています。(詳細な実績はぜひカジュアル面談でお話させてください!)
- ビジネスモデルとしては一般的なSaaS同様、初期費用+月額料金(基本機能+オプション)という形を取っています。
- まだまだ基本的な機能をより使いやすく実装していくことに注力しているフェーズです。
- 将来的には業界内でのSaaSとして最大のシェアを取りに行けるチャンスがあるプロダクトです。そのためにはさらに大きな価値提供を目指し、より仲介業務を深く理解することでインサイトの抽出・新機能の実装を目指していくことが必要です。
3. 業界が抱える課題
- カナリーは現在主に不動産業界、特に賃貸領域を軸に事業を展開しています。
- 賃貸領域におけるユーザーや各業者の関係性は下記画像のようになっています。
- 現状の各プロダクトのメイン顧客は仲介会社様となっており、プロダクトマネージャーは仲介会社様の課題を定義・解決すべく日々業務に取り組んでいます。
- 仲介会社の業務
- 空室情報を業者間DBから仕入れ
- 物件情報をポータルサイトに出稿・自社HPに掲載・店前に張り出し・etc…などをおこない集客
- リーチ出来たお客様を来店に促し、内見から契約する
- 現状のカナリーでは2の集客の業務に対して「カナリー」を、3の顧客対応の業務に対して「カナリークラウド」を提供しています。
- 仲介会社が抱える課題などについて、下記のnote記事でも詳しくご紹介しているのでぜひご覧ください。
- また物件ポータル「カナリー」のエンドユーザーにとって最高の体験を作り上げていくことも同じく重要です。仲介会社様とエンドユーザー、そのどちらも見据えながら「カナリー」ならではの新たな価値を提供すべく挑戦を続けています。
4. プロダクトマネージャーについて
4.1 主な役割
- 「プロダクトを成功に導く」ためのリーダーとしての役割を担っていただきたいです。
- 「プロダクトの成功」とは、以下が達成されている状態を指します。
- プロダクトが、定義した顧客課題を解決できている
- プロダクトが、会社が求める規模・成長性も踏まえビジネスとして成り立っている
4.2 体制とプロダクト開発の進め方
PdMメンバーはリードPdMの元で働きます。基本的にこのレポートラインをもとに動きます。
4.3 施策サイクル
調査
リードPdMがどのテーマを深掘るかを決め、各PdMに振り分けます。
テーマの粒度は、例えば「定着率を伸ばすにはどうしたらいいか?」といった抽象度が一定高いものになります。
企画
調査フェーズで見つけた示唆から企画を立てます。企画の内容はリードPdMと合意形成します。
PdMが必要に応じ各ステークホルダーともやりとりし、企画の内容を固めます。
実行
企画を「プロジェクト」として実行していきます。PdMはプロジェクト責任者としてプロジェクトメンバーと連携しプロジェクトを達成します。
プロジェクトの進捗状況は適宜プロジェクト責任者からリードPdMに対してレポートします。
プロジェクトを進める具体的な方法論は各PdMにお任せしており、各々が自走しながら進めています。もちろん周囲のメンバーに相談しながら進めていただくことは大歓迎です。
効果検証
プロジェクトがどのような結果やプロダクトに対する影響をもたらしたのかを、プロジェクト責任者のPdMがリードPdMにレポートします。
4.4 お任せしたいこと
「全社戦略上重要な『複数プロダクトの立ち上げ』をスピード感を持って進めることができない状態」を解決していきたいため、新しく入社していただく方に一番お任せしたいことは
- 既存プロダクトのリードPdM
- 新規プロダクトのリードPdM
のどちらかになります。
現状はカナリー・カナリークラウドに1人ずつPdMがおり、プロダクトマネジメント業務を行っていますが、どちらのプロダクトも手一杯な状態で、新規プロダクトにPdMがアサインできず、全社戦略上重要な複数プロダクトの立ち上げが止まってしまっている状態です。
ただ、入社後いきなりすぐにリードPdMをお任せするのはお互いに難しい点もあると考えているので、半年~1年ほどかけてリードPdMを任せられるよう準備をします。
4.5 カナリーでプロダクトマネージャーを務める面白さ
ビジネスモデル
- BtoC / BtoB 両方のプロダクトを展開しているので、どちらにおいても「これまでの経験を活かしさらに強めていきたい」「新しくチャレンジしてスキルを身につけていきたい」というニーズにお応えできるかと思っています。
フェーズ
- 「0→1」 / 「1→10」 / 「10→100」 とあらゆるフェーズのプロダクトに携わることができるので、こちらの観点でも同様にニーズにお応えできるかと思っています。
関わり方、動き方
- アプリ300万DLの実績を持つカナリー / 業界トップシェアを見据え急成長のカナリークラウドどちらにおいても可能な限り大きな裁量をお渡ししたいので、それに伴い「自分でプロダクトを作り上げていく」感覚を持っていただけます。
- スタートアップとしてのスピード感を前提とし、日々の変化も楽しみながら業務に向き合っていただけたらと考えています。
得られる経験・キャリアパス
- これまで述べてきたように様々なビジネスモデルやフェーズのプロダクトを展開しているため、PdMとして幅広い選択肢を持ちながら、志向性に応じたスキルを身に着けていくことができます。
- 将来的には、各プロダクトのリードPdMや事業責任者、CPOといった様々なポジションを目指していただけます。
- プロダクトマネジメントを担うメンバーが少なく組織化できていない状態のため、今後強いプロダクトマネジメント組織やプロダクト開発・運用体制を作っていくことに主体的に関わる経験や、それに付随したさらに優秀なメンバーを集めていくという採用観点の経験も積むことができます。
業界や社会に対するインパクト
- 不動産業界は(筆者自身もそうでしたが)想像以上に改善の余地が大きい業界で、部屋探しという意味では一人一人の暮らしとも密接に関わる領域のため、「もっとよく」していくには時間もかかるものの、その分非常に大きなチャレンジかつ相応のインパクトも伴うものだと考えます。
4.6 こんな人に来てほしい
マインド・スタンス
- プロダクトの成功のために目的思考で仕事を進めることができる
- ラストマンシップをもってプロダクトにコミットする
ソフトスキル
- 高い問題解決力を持っている
- テキストなどで非同期的に意思疎通ができる文章力を持っている
- 様々な立場の方と対話できるコミュニケーション力を持っている
- 高いユーザー感覚を持っている
- ユーザー感覚=ユーザーがどんな気持ち・環境下でプロダクトを使っているのかを把握する能力
- プロダクト成功のためのキードライバーを見つける、経験に裏打ちされたセンスを持っている
ハードスキル(ベター)
※ハードスキルは、持っていたらキャッチアップが早くなり嬉しいくらいのものなので重要視はしておりません
- データ分析に関する知識やSQLスキル
- データ分析は現状プロダクトマネージャーが行っています。(データアナリストも採用中です)
- ソフトウェアに関する基礎的な知識
- 主にエンジニアと議論する際に必要なため
- UI/UXに関する基礎的な知識、Figmaを扱うスキル
- 主にデザイナーと議論する際に必要なため
- WebマーケティングやSEOに関する知識や経験
- サービスグロースに関する知識や経験
5. 採用情報
ご興味をお持ちくださった方はぜひ、下記よりエントリーください!
また、「もう少しカナリーについて知りたい!」という方は、採用責任者の眞砂↓までお気軽にご連絡ください!(TwitterのDMを開放しています)